大信州酒造

大信州酒造（Daishinshu Shuzo） は1888年に設立され、長野県松本市に位置しています。酒蔵は、北アルプス（Northern Japanese Alps） に囲まれた自然豊かな環境で、地元で栽培された米とアルプスの雪解け水を使用しており、信州（Shinshu） の気候風土を反映した酒作りを目指しています。

大信州酒造 は、戦後に長野県内の複数の酒蔵が合併して設立されました。現在の家元の旧蔵は1880年に建てられ、140年以上の歴史を持つ老舗です。合併後は、豊野（Toyono） と松本の二拠点で酒造りを続けていましたが、2022年に松本に新たな酒蔵を建設し、豊野蔵での伝統的な製法と道具を活用しながら、新たなスタートを切りました。

大信州酒造 の酒造りの基礎は、小谷流（Otani school） の杜氏、下原多津栄（Tazue Shimohara） によって築かれました。現社長の田中隆一（Ryuichi Tanaka） は、創業当時から「一蒸し、二蒸し、三蒸し（one steaming, two steaming, three steaming）」という酒造りの方法が変わっていないと語っています。

新しい施設の設立とともに、大信州酒造 は伝統を守りながらも技術の向上に取り組み、清酒の品質を高め、ブランドの真実性と高品質を維持しています。